子宮筋腫の手術をアメリカで受けるまで、いろいろ悩みました。
ひとりひとり事情が違うと思うのですが、何かの参考になればと思い経過を記録しておきます。
ミケが手術を受けたのは2017年10月。年齢は47歳でした。
手術の様子や費用などの体験談を知りたい方は、こちらをご覧ください。
検査を受けるまで
筋腫があるのが見つかったのは2011年ころです。
日本で婦人科検診を受けた時に教えてもらいました。
お医者さんは、閉経がくれば筋腫は小さくなるので、症状がなければ手術はいらないと言いました。
そのため、あまり気にせず放置に。
その後アメリカに来てから、便秘がちになり腹痛が続き、腰痛もひどくなってきました。
最初は便秘のためにお腹の一部が硬いのだと思っていたのですが、もしかしたら筋腫が大きくなってるのか?と疑いはじめました。
当時加入している健康保険で、婦人科も含めて検診ができるとわかったので、かかりつけ医のところに行くことにしました。
健康診断から婦人科の検査を受けるまで
健康診断をうける
健康保険のネットワークに加入している病院で、健康診断を受けました。
私の加入している健康保険では年一回のかかりつけ医による健康診断が無料なので、それを選択しました。
こちらでは健康診断をcheck-upと言います。
そこで症状を説明して触診してもらったときに筋腫が大きいと言われ、お腹の上から当てる超音波でみると5センチくらいの筋腫が3つあることが判明しました。
超音波検査を受ける
筋腫の状態を詳しく調べるために、超音波で筋腫の様子を見ることになりました。
検査の予約をとって、後日超音波検査へ。
日本の病院のように、その日のうちに検査などが終わらないのが辛いところです。
超音波を取る時の技師さんは男性だったのですが、筋腫の超音波検査の場合は、お腹の中からも超音波を当てる必要があるため、女性の看護師さんが同室してくれました。
これは規則になっているそうです。
男性の技師さんと二人きりというのではないので、安心感がありました。
日本もこうなるといいですよね・・・
日本では、マンモグラフィーの技師さんが男性で、すごく辛い気持ちになったのを覚えています・・・
婦人科の先生のところを訪ねる
超音波検査の結果をもって、婦人科の専門のお医者さんのところに行きました。
これもまた別に予約を取ってとなります。
健康診断を受けてからここまでくるのに1ヶ月以上・・・
婦人科のお医者さんはアジア系の女性の先生でした。
ここでももう一度超音波を使って筋腫を確認して、筋腫の手術についての説明を受けました。
閉経がくれば筋腫はそれ以上育たなくなるけれど、閉経まで筋腫が大きくなるし、不快感は増えると言われました。
子宮筋腫の手術は3種類
子宮筋腫の治療には3種類の手術があると説明を受けました。
- 子宮を全部摘出する
- 筋腫の部分を削りとる
- 子宮動脈塞栓術(UAE)
手術の細かい説明を受けたけれど、あまりよくわかりませんでした
特に子宮動脈塞栓術(UAE)については、ビーズを詰めるという部分しかわかりませんでした(笑)
子宮動脈塞栓術(UAE)を受けたいのだったら、専門の先生のところにいくようにといわれ紹介してもらいました。
また、べつの予約が・・・
放射線科の先生からUAEの説明を受ける
子宮動脈塞栓術(UAE)については、インターネットでいろいろ調べました。
日本でも行っている病院が増えてきているようで、どんな手術なのかはある程度理解ができました。
婦人科の先生は、子宮全摘が一番簡単と言っていましたが、UAEの方が体の負担は小さそうなイメージです。
そこで、UAEの話を聞きに行きました。対応してくれるのは放射線科の男性のお医者さんでした。
先生によると、手術はそれほど難しくないし、傷も小さいので短期間の入院で退院できるとのことでした。
でも、そんなに症状が重くないなら、手術しなくてもいいと思うよ。と何度か言われました。
自分の態度が曖昧だったからでしょうか。
あんまり切羽詰まったように見えなかったのかもしれません。
メリットとデメリットを説明してもらって、パンフレットをもらって帰宅。
子宮動脈塞栓術(UAE)の手術を受けることに
一年中不快感は続くけど、我慢できないほどの痛みでもないし、どうしたら良いのか迷いました。
でも、腰痛がひどくなってきたのと、これからあと数年間もこの不快感を我慢できないと思ったので手術を受けることに決めました。
一年以上経過して、私の場合は、この手術を受けて「大正解」というのが、率直な感想です。
ただ、手術は簡単でしたが、痛みを抑える方法が日本とは違うので、痛みに耐えられない人はしっかり検討してください。
手術の方法や費用などはこちらをどうぞ
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